大学院に入学されたきっかけは何でしょうか。
銀行で仕事をしていたのですが、他の仕事がしてみたいということで、「何がやりたいだろう」とあらためて自分のことを考えた時に、もともと心理学に興味があってそれを仕事にしようと学部に編入し、今の大学院に進学しました。
「東京大学」と聞くだけで、皆さんすごく勉強されているのかなと勝手にイメージしてしまうのですが…。
先日、大阪大学からきた同期の友人と「やっぱり皆ちょっとハメをはずさないよね…」と話していたんです。私たちの世代は、大学時代ってハチャメチャなところがあったんですけどね(笑)。特に周りが、博士課程に進学する人たちが多い環境ということもあるのでしょうが、院生活が仕事の前段階という感じの子が多いので、マジメはマジメかもしれませんね。
現在研究されている臨床心理学とは、どういったものですか。
心理学には色んな分野があります。本当に基礎的な実験をすすめる分野から、援助といった実践場面が中心の分野まで、すごく幅広いです。臨床心理学は、実際に心理的問題を抱えている人を対象にどうしたらよいかということを研究したり実践したりするという、結構現実的な世界です。活動領域は簡単に分けると、医療・教育・福祉の3分野と、あと産業分野(働く人のメンタルヘルス)になるでしょうか。実は私もきっちりと分類できなくて、聞かれるとドキドキしますよ(笑)。本当に範囲がひろいんです。
大学時代も心理に関わる勉強をされていたのですか?
そうですね。大学は教育学部で、そこから銀行へ行って、その後仕事を辞めて学部編入したのが心理学コースでした。その後大学院に進んで今があるという流れです。大学院からいきなり入ると、カウンセラーになるための訓練みたいなところが急に強くなり、ついていけない人がいるそうで、学部からあがることにしたんです。
人への興味が、尽きませんね。
そうですね、きっとこの仕事は「ヒト」が好きな人がやるんでしょうね。 カウンセリングの対象となる問題を理解する為の視点には「体」「心」「取り巻く環境」と3つがあって、カウンセラーの場合は、主に「心」をみていくんですが、結局 体のことも知らなければならないし、家族・学校・会社といった環境も考えないといけないのでとても大きいです。そういう意味では、色んなところに顔を出してしまう。 学術的に100年以上の歴史はあるんですけど、これといったやり方、王道みたいなものがなくて、400くらいの技法があるといわれているんです。ただ、やはりそれは問題なので統合していこうという動きはあるんですが…。やってる専門家も試行錯誤の最中です。ましてや周辺の人にとったらカウンセラーなんて胡散臭いイメージがあるかもしれませんね(笑)。 カウンセリングが専門的活動として社会の要請に応えるためには、今後その実践的な有効性を示していく必要があると言われています。
学業と仕事と主婦業とでお忙しいですね。
まあ、あまり忙しくしないようにしていますね。 自分では、結婚してやっていくのは難しいだろうなって思ってたんですが、意外と何とかなっています。周りに「あなたができたんだから私にもできる」って自信を与えています(笑)。 週の半分学校で、残りはクリニックの仕事や研修と丁度よい配分です。4月に赤ちゃんが生まれる予定です。
おめでとうございます!
妊娠の実感がなかったのですが、そろそろ動くでしょうといわれて、「これが動いているのかな??」って感じでした。 心理の勉強や仕事をしてるので、妊娠には「マタニティブルー」といったマイナスのイメージもあったのですが、自分が妊娠してみると、意外とそんなに不安というものはなく「普通」の感覚ですね。 「マタニティブルー」も色んな要素があるみたいで、望まない出産だったりとか、ホルモンのバランスが変わってきたりとかで、先ほどの心・体・取り巻く環境の全部が関わってきますね。
ご実家はお近くなんですか。
一時間半位のところに両親が暮らしています。 妹に子どもがいるので、孫に対する期待感は初孫ほどではないようですが、私の年齢が高いことを気にしていたらしく、「あんまり言うと悪いから言えない」と特に何も言いませんでした。親子なのに変だなって思うんですが、そういう部分って母娘にはあるんでしょうね。 口に出していえなかった分、とてもうれしかったみたいで、涙を流していたらしいという噂が妹経由で伝わってきました(笑)。
高山さんの次なるステップは、どういったものでしょうか。
医療か産業の分野で仕事ができればなと思っています。自分がやりたいことに近づいているなっていう実感はありますね。遠回りしている感じはありますが(笑)。 4月からは産休というか、学校を休学します。休学せずに続けたらいいんじゃない?と言ってくれる人もいるんですが、「そこまで無理しなくてもいいかな」と。なので、1年くらいは休んで、子育てに専念しようと思っています。 育児はやったことがないので(笑)ちょっとわからないですけれど、面白い経験ができると思います。新しい経験とか、そういったものを活かせる仕事ではありますね。プラスになるので、今の仕事にうまく取り込んでいけるかな、という感じはイメージできますね。
インタビューを終えて
2010年3月に、かわいい赤ちゃんが生まれたというご連絡をいただいた。
インタビュー時、妊娠中だった高山さんを気遣うカメラマンに「体が丈夫なのだけがとりえなんで…」と答えられた気負いのなさは、周囲を温かく包み込んだ。

第1回
第2回
第3回
キャンドルホルダー クラウン フラワーガーデン
キャンドルホルダー UFO(S) ワイルドベリーズ
テーブルランプ ヴィラローズ
キャンドルホルダー マーキュリー ハッピーフルーツ
ウッドトップコクーン
RUSTIC 小鳥のくつべら
スリッパラック タワー